民事調停のコツ

売掛金回収ができずに法的手段を選ぶ人もいるかもしれません。訴訟する方法も考えられますが、まずは民事調停を検討しましょう。民事調停とは、裁判所に申し立てを行い債務者との和解を目指すための場を設ける手段です。

実は、民事調停の最大のメリットは債務者との関係性維持です。売掛金回収をめぐって裁判に発展した場合、債権者と債務者の双方が公の場に顔を出します。裁判の判決は強制力が高いので債務者から売掛金回収できる可能性は高いですが、訴訟を受けた側の心象はよくありません。今後、債権者の商品・サービス購入をする可能性はないと考えてよいでしょう。また、逆上してあらぬ風評被害を立てられるリスクも考えられます。

民事調停では公に名前が出ることはありません。当事者間の話し合いで済むため、債権者と債務者の関係性を壊すリスクが低くなります。債務者の心象やプライバシーを守る効果もあり、いきなり訴訟を起こすよりは債権者の配慮があると受け取ってもらえるはずです。

債務者との関係を維持しながら法的効力もある民事調停は、法的手段による売掛金回収の中では印象がよい方法です。もし、今後の債務者との関係性や世間的な印象も考慮するなら有効な手段だと言えます。